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「ニオイ」を突き詰めた社員が、資格取得で得たものとは?

小林製薬では「あったらいいなをカタチにする」ために、社員が日々さまざまな知識を吸収し、技術の研鑽を重ねています。

そこで今回は、国家資格である「臭気判定士」を取得した北島さんに、資格取得の経緯やどのように知識が活かされているのかを聞いてみました。

ぜひ最後までお読みいただき、小林製薬で働く人の思いや、職場環境をイメージしていただけると嬉しいです!

Profile
北島さん
2007年入社。入社以降、7年間芳香剤の研究開発に携わる。その後、品質推進やパーソナルケアの製品開発を経て、2022年より通販スキンケア・日用品製品開発に従事している。
※担当、所属は取材当時のものです。


資格取得によって、人脈が広がり、発想の幅も広がった


—— まず、北島さんのこれまでのキャリアを教えてください。

学生時代は、生物化学を専攻しておりタンパク質に関する研究をしていました。小林製薬に入社した後は、『サワデー』や『熱さまシート』の開発に携わっていた期間が長かったですね。

今はヘルスケア事業部の通販統括部に所属し、通販製品の研究開発をしています。メインで担当しているのはアロエを使った育毛剤。他にもこれまで通販では扱ってこなかった芳香消臭剤の開発なども担当しています。

—— 通販で扱う製品には、店頭に並ぶものとどういった違いがあるのでしょう?

全く違うわけではなく、もちろん通販でも店頭でも販売されている製品もありますが、例えば店頭で買うには重すぎたり、心理的に買いづらいものは通販に向いていますね。あとは、通販は定期購入のシステムがありますから、栄養補助食品のように継続利用をおすすめする製品も通販には向いています。そういった事業特性に合わせた製品の開発が私の役割ですね。

—— 北島さんに「臭気判定士」という資格のこともお伺いしていきたいのですが、そもそもこれはどのような資格なのでしょう? 

臭気判定士は「大気環境」のための資格です。例えば、工場から出るニオイの強さには法律で数値や基準が定められていて、その法律がきちんと守られているかの調査や報告をする必要があります。

その調査結果の合否判定を行うのが、臭気判定士なんです。なので、小林製薬のような日用品メーカーよりも、分析会社の方が取得することが多い資格なんですよ。

—— そうなんですね!名称のイメージから、香りの開発に必要な資格だと思っていました。資格取得で苦労されたことはありました?

法律を覚えるのが大変でしたね。悪臭防止法という工場などで出た臭いニオイを規制する法律があって、臭気判定士になるために勉強しないといけないんですが、それがもう大変で(笑)。勤務時間中も勉強してましたね。

—— 学生時代の専攻とも、お仕事内容とも関連しないですもんね…(笑)。香りの開発に直結する資格ではないと思うのですが、どういう経緯で取得されたのですか?

入社して1年目に資格を取得したんですが、当時、自席に「臭気判定士の資格を取りませんか」という試験案内とメモが置かれてたんですよ。犯人は当時の上司でした(笑)。資格の存在も知らなかったので「これはなんだ?」というところから始まって。

小林製薬では芳香消臭剤等、ニオイに関する製品も多数販売していますから、製品設計などにニオイのプロフェッショナルが必要とされていて、周囲の資格を持っている先輩方にお話しを聞き、私も取得してみようとなりました。

—— なるほど、そういう経緯があったのですね。この資格が業務に活かせたシーンはありました?

直接活かせるというよりは、学んだ知識が役に立つということの方が多いと思います。例えば、過去に芳香消臭剤に対してより良い試験プロセスを構築するために「芳香消臭試験改善プロジェクト」が発足されました。

このプロジェクトは、通常クリアできれば良い試験基準以上のプロセスを自分たちで構築することが目的で、分析関係を得意としたメンバーが集められたのですが、臭気判定士の資格を持っているのは私だけでした。

そこで従来行っていた試験方法ではなく、資格取得の際に学んだ「効果判定方法」を用いて、悪臭が「する」か「しない」かの2択に絞り、芳香消臭剤でどのくらい悪臭を消せるのかを判定するように変えたんです。そうすることで今までばらつきがあった判定の差が減っていきました。

—— 確かに、資格取得で得た知識が活きていますね! 

あとは、臭気判定士の肩書きがあると、他部門からも色々相談をもらう機会も多いんです。私自身も「他部門ではこんな製品開発してるんだ」と知れることで、そこから発想の幅が広がったりしますよ。あそこの部門こんなのやってるからこんなことうちでもできないかなとか。

—— 間接的に役立つ機会も多いのですね。人脈も増えそうですね。

はい。社内でも顔が知られるようになりました(笑)

新しい知識や技術を積極的に取り入れる企業風土がある

—— 資格取得に対して制度や環境面はいかがでした?

支援制度は充実していると思います。業務に関わる資格や研修はもちろん全額会社負担ですし、必須でなくともある程度関連するものであったり、将来の異動希望を見据えたものであれば、費用の半分を会社が負担してくれます。

自分の仕事をきちんと行っていれば、資格の勉強などの+アルファのことをしていても、咎められることはありません。フレックス制度やテレワークもありますから、みんなうまく時間をやりくりして、知識の吸収や資格取得をしているなと感じます。

—— 新しいことに取り組むことを推奨してくれる風土が根付いているのですね。

そうですね、小林製薬は製品開発自体もそういうスタイルや思いが根付いていると感じています。

これまで世の中になかったものを生み出そうとしたり、これまでの技術に満足せず、社外から新しい技術を取り入れて新しい価値を生み出したり、常に新しいことに挑戦していますね。だから、社外に出て知識を得ることがとても推奨されているんです。「知らないことを恥ずかしがらず、とにかく外に行って人と話してこい」と送り出されます(笑)

—— これまで働かれてきて、ご自身の強みはどんなところだと感じられますか?

私だけではなく、小林製薬の社員はやっぱり「突き詰める」ということが好きな人が多いと思います。担当製品を持つと、それに関する知識をどんどん身につけようとする。例えば、『ブルーレット』の担当になるとトイレそのものに詳しくなったりとか(笑)

そういう意味では、私はやっぱりニオイに関しては強みになったと感じていますね。資格取得したこともきっかけになっていると思います。

—— ニオイに関連する製品を担当していなくても、知識が役立つことってありますか?

ふだんから色んなニオイを気にかけていることもあって、他の製品カテゴリーを担当している時も「ここにもニオイの問題あるじゃないか」と気づくこともあるんです。また、知識を横展開することはよくありますね。例えば、ニオイや香りがある空間での「快適性」を評価する方法を、暑い環境で『熱さまシート』を使った時の「快適性」評価に横展開したこともありました。

—— 蓄積された知識が「あったらいいなをカタチにする」ことに役立つのですね!

はい。なので、どんな知識でもとにかく吸収して、ストックしておくことがとても大切だと思います。どこにアイデアの芽があるかわかりませんからね。

新しいこと、人に興味があれば楽しめる会社

—— 北島さんが感じられている、小林製薬の魅力や求職者の方におすすめできるポイントを教えていただけますか?

他の方もよくおっしゃってますが、やっぱり人ですね。部署問わず、関係性がフラットなので自分の意見をきちんと聞いてもらえます。「誰が言ったかではなく、何を言ったか」というのが大事にされているので、上司が言うからそれが絶対なんてこともありません。

「こういうものが作りたい」という思いも、実現できる・できないの判断を真剣にしてくれたり、資格取得にしてもそうですが、やりたいことをやらせてもらえる風土は根付いていると実感しています。

あとはみんなが「お客さまに喜んでもらう」「良いものをつくる」ことに本気で取り組んでいる会社だと思いますよ。

—— どういった時に社員の熱量を感じます?

例えば、あるアイデアや課題に対して最初は「これ実現できるの?」「大変じゃない?」と言っていても、いざお客さまの姿を具体的に想像しだすと、みんなが実現に向けて前しか向かなくなるんですよね。「よし、できるまでやろう!」と。横で見ていると「それめっちゃ仕事増えるけど大丈夫?」と心配になることもあります(笑)。

あと、新しい製品を生み出すだけではなくて、既存製品をより良くしようとか、お客さまにもっと安心して、快適に製品を使ってもらおうとか、みんながお客さまのあらゆる「快」を実現するために動いているんだなと感じることができますね。

—— 先ほどのプロジェクトもアイデアをカタチにするというものではないですもんね。生み出すだけでなく、製品を守ることにも本気で向き合っているのですね。

お客さまに使用していただくうえでの課題や不安を取り除けるようになるということは、我々の技術も向上したということなんですよね。それを続けていけば、より満足していただける製品を生み出す土壌ができるようになると私は考えています。

—— 小林製薬で働くには、人に真摯に向き合えることが大切なのですね。

そうですね。私の周りを見渡す限り、人に興味がある人が多い気がします。誰かの生活を「より良くしたい」「変えてあげたい」と思える人や、いろんなものに興味を持てる人は向いていると思います。製品の幅も広いですし、どんな気づきがアイデアにつながるかわかりませんから。

あとは行動力のある人。社内でも「まずはやってみよう!」と動く人が多いですから(笑)、色んな考えやビジョンを持つ人を支援してくれる制度や文化はありますから、新しいことや人に興味がある人は楽しんで働けると思いますよ。

—— ありがとうございます。最後に北島さんご自身の今後のビジョンを教えてください。

今の通販統括部に来て思ったのは、店頭販売と違ってお客さまとの距離がすごく近いんですよ。お困りごとを直接伺える機会も多い。また、通販は店頭製品と比較すると多量に生産しなくても良いという特性もあります。

なので、今後は少数だけど本当に困っている方のお悩みを解決できるような製品開発をしていきたいですね。そのために、もっと色々なお客さまと話して、さらに知識を吸収して細かなニーズに応えられる開発者になっていきたいと考えています。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!製品紹介やキャンペーン情報、企業活動の様子など公式Xアカウント(旧Twitter)でも発信していますので、よかったらご覧ください!

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